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2011年10月に作成された記事

2011年10月30日 (日)

「男の作法」

池波正太郎 著 新潮文庫

池波正太郎がいろんなテーマごとに編集者に語ったものを文章に起こしたエッセイ集。もともとが談話なので、スラスラ読むことができる。

タイトル通り「男はかくあるべし」といった話が中心。「男」と「女」の役割が厳密に峻別されていて、その点では、ちょっと古めかしい感じもある。

でも「男」ととらえずに、大人の振舞い方としてとらえるといい感じで読めます。

はじめてのすし屋での座り方、すしの注文の仕方、てんぷらの食べ方、刺身の食べ方、ビールの飲み方、バーの利用の仕方など「食」にかかわる部分については、とても勉強になりました。

池波正太郎は、言うまでもなく食通としても有名でしたが、自分でも料理をするらしい。おいしいすき焼きの作り方を話しがありました。

            「男の作法」

          

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2011年10月29日 (土)

NHKスペシャル「中国人ボスがやってきた~密着レナウンの400日~」 

NHKスペシャル「中国人ボスがやってきた~密着レナウンの400日~」を録画で見た。

バブル崩壊以降の業績不振のため、昨年、中国の繊維メーカーである山東如意との業務提携を行ったレナウンを追ったドキュメンタリーである。

レナウンは、業務提携先から中国人のトップを受け入れた。その中国人ボスは、レナウンのブランド店を中国に出店するという指示を出した。しかも短期間に大量の出店を指示したものだった。番組では、出店に対する中国側と日本側の考え方の違いに焦点があっていた。

日本側スタッフは愚痴をこぼしていた。中国側のスタッフは、服の売り方がわかっていないとか、ブランドイメージ戦略を理解していていないなどと。売る服についても、中国人向けにデザインを変更することに抵抗などした。

こうしたレナウンの日本人スタッフの発言には違和感があった。そもそもレナウンのやり方がまずかったから日本において業績不振になったわけで、業績不振を招いたスタッフが中国人は服の売り方を知らないと偉そうに言うのは大いに疑問だった。

しかもレナウンのブランドなんて中国では全く無名なので、ブランドメリットは活かせない。

レナウン社員の発言を見て、「硬直」していると感じた。海外でビジネスをすることの困難さの一端を知った。

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2011年10月28日 (金)

タイの洪水???

タイがたいへんな洪水に見舞われている。首都バンコクにまで洪水が広がり、首都機能に影響が及ぼうとしている。

原因はなんだろう。上流での大雨? でもニュースで流れるタイの光景を見ると、雨は降っていない。たまたま降っていなかっただけなのだろうか? ニュース映像を見ているとなぜ大洪水なのか不思議に思ってくる。

早い解決を祈る。

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2011年10月27日 (木)

「すし手帳」

坂本一男 監修 東京書籍

 薄い手帳タイプの本。江戸前すしの基本のネタを94貫きれいな写真入りで説明しています。コンパクトな本です。

 伝統的な江戸前のネタに限られているので、回転寿司屋で見るようなネタは入っていません。これを見ると自分の慣れ親しんできたネタは昔からの江戸前ではなく、「ニューウェーブ」の回転寿司で導入されたネタなのかなと思いました。

 これでそれぞれのネタの旬を覚えて、季節に応じて旬のおいしいネタを食べたいです。

             「すし手帳」

         

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2011年10月26日 (水)

「すし屋の常識・非常識」

重金敦之 著 朝日新書

 筆者は、以前週刊朝日で松本清張や池波正太郎などの作家を担当していた編集者である。その人が書いたすしの本です。

 すし屋にしばしば通って、すし屋を楽しみたいと思うようになった。そのために事前の知識を蓄えるために読んだ。

 恐らく食通でも有名な池波正太郎らとのつき合いの中で、たくさんのすし屋に行ったことだろう。筆者が週刊朝日で現役の編集者だったころには、まだ「文壇」なるものが存在し、交遊も盛んだったことと想像できる。

 で、この本は、すしそのものよりもすしと作家を巡る本と言ったほうがよかった。

 最後に筆者がおススメに5軒のすし屋を紹介しているがいずれも東京・横浜なので行けないのが残念だ。

          「すし屋の常識・非常識」

          

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2011年10月25日 (火)

気まぐれの散歩をしました

 きのうは、散歩をした。

 

 きのうは休みを取っていた。買うものがあったので昼に西鉄久留米に出かけた。昼食も駅近辺で取ろうと思っていた。

 

 車で間もなく駅に着くころ、行ったことのないお好み焼き屋に行こうと思いついた。以前から行きたいと思っていた。駅からは15分ほど歩くことになるので、ちょうど良い機会にめぐり合わず行きそびれていた。

 

 そのお好み焼き屋は駅から北東の方向で、五穀神社の前にある。高校生のころまでそこの近くに住んでいたので、散歩がてらぐるっと回って行くことにした。

昔住んでいたころの面影はなく、高層マンションが林立している。人はたくさん住んでいるが、コミュニティの雰囲気がない。昔あった地域の子ども会などは今もあるのだろうか?

 

 お好み焼き屋に着いたが、定休日だった。月曜日と火曜日それに祝日が定休日という飲食店には珍しい休みの多い店だ。いきなりあてがはずれたので、昼食をどこで取るか考えた。すぐ近くには大砲ラーメン本店があるが、食べる気はない。

 

 しばらく散歩することにした。五穀神社は、小学生~中学生の遊び場だった。昔は保育園があったが、今はその気配はない。月曜日の昼で人影もない。あかつき幼稚園まで行くとUターンして、しばらく住宅街をあるいた。住宅街は昔のままだが、住宅だけ並んで味気ない。南薫小学校の脇を通り国道3号線に出た。

 

 昔あったような、八百屋さん、果物屋さん、電気屋さん、駄菓子屋さん、自転車屋さん、文房具屋さん、喫茶店などが消えている。それらは多くの量販店にとって変わられた。大砲ラーメンは、近所のラーメン屋からラーメン産業へと商売上手の2代目がその名前を広げた。

 

 国道3号線を渡り、寺町を右手に見て、南に下った。明治通りに出て、金融機関がずらっと並ぶ明治通りの北側を歩く。金融機関しかないのでつまらない。職場の先輩が2回目の結婚式を盛大にあげた久留米東町教会を通り過ぎる。

 

 明治通りを渡って、一番街に入る。昔は、久留米で一番にぎやかなところだったが、今は静かなばかりだ。牛鉄でハンバーグセットを食べた。そのまままっすぐ歩いて西鉄久留米駅に戻ってきた。

 

 久しぶりに岩田屋の中を一通り見たくなった。10階の食堂街に行ったが、今は2件のみが営業している。さびしいばかりだ。

 

 久留米といっても、天神や博多と異なり街の中心でも静かな街だ。歩いてしか気づかないこともある。また機会があれば散歩したい。

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2011年10月24日 (月)

「ジェノサイド」

高野和明 著 角川書店

 書店で、はでな帯の宣伝が目に付いた。「本の雑誌2011年上半期ベストテン1位」との文字が躍る。そのほか書店員やほかの作家などの推薦文が多く載っている。こうした推薦文はありきたりだが、こうもたくさん載っていると読む気になってくる。

 帯の紹介文にも載っているように物語は、日本に住む大学院生とイラクで民間軍事会社に勤務する傭兵の2人が主人公といってもいいだろう。まずその2人を中心に物語が続く。しかし、2人の距離はあまりにも大きい。いったいこの2人の物語がどう続くのかと不思議に思いながら先を読み続けると、どんどん引き込まれる。

 作家の想像力のスケールの大きさに驚嘆した。おおげさに思えるかもしれないが、人類という生物の種について考えさせられる内容だった。

 たまにはこうしたスケールの大きい、わくわくドキドキの冒険小説をもっと読みたいものだ。

       「ジェノサイド」 

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2011年10月23日 (日)

トムラウシ遭難事故その後

2009年に北海道トムラウシで9名の死亡者を出した遭難事故のことがちらっとテレビで触れられたので、遭難のてん末を詳しく知ろうと思い調べた。

ネット上で日本山岳ガイド協会が報告した「トムラウシ山遭難事故調査報告書」を読んだ。

報告では、特に3人のガイドの判断ミスによる気象遭難と断定されている。ガイドの未熟さに加えて、今回がツアー登山だったため、ツアー登山の問題点やツアー会社の責任も厳しく問われている。

今回は、3人のガイドのうちリーダーのガイドは死亡し、あとの2人も登山道で倒れて翌日に救助されて、一命は取り留めている。救助された人の多くは、自力で下山したので、ガイドは、自分たちで無事に下山させた登山客はほとんどいなかったという信じられない事故だった。

ガイドは3人いたのだが、誰もラジオを持ってきていなかったbearing

ツアー登山を主催したのは、アミューズトラベルという有名なツアー登山の流行会社だ。

驚いたことに、同じコースのツアーを再び募集していた。商魂のたくましさにあきれた。

ほかにどんなツアーが募集されているかを調べてみた。

東京発九州行きでは、2日3泊で「涌蓋山・傾山・大船山・鶴見岳」を回るコースのほか、同じく2泊3日で「雲仙普賢岳と英彦山と由布岳」及び「阿蘇山・祖母山・九重山」、3泊4日「高千穂峰・市房山・大崩山・尾鈴山」、4泊5日「阿蘇山・祖母山・九重山・霧島山・開聞岳」などのコースがある。

いずれも東京から飛行機で九州に来て、その日に最初の山に登り降りてくる。最終日も下山後すぐに飛行場に行って、東京に帰るという予備日もない強行日程だ。

百名山ねらいの人は、4泊5日の九州の百名山をすべて登るコースはメリットがあるだろう。でもこんな強行軍の登山をしてどこが面白いのだろう。

ツアー登山に参加して身の丈以上の登山を繰り返すことに不安を覚えた。

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2011年10月22日 (土)

「残火」

西村健 著 講談社

 いつもじとっと湿り気の多いミステリーを読んでいるので、たまにはスカッとしたハラハラどきどきの冒険小説でも読みたくなった。

 何を読もうかと考えた。思いついたのは、毎年選考されている日本冒険小説協会大賞受賞作の中から選ぶことにした。発売されている作品群の中から選ばれているだけに、大きなハズレはないだろうと推測したからだ。今までの大賞受賞作の多くも読んでいる。

 てっとり早く昨年大賞に輝いた本書を選んだ。作者の西村健は2005年に「劫火」でこの大賞を受賞しているので2回目の受賞だ。この大賞を2回も受賞している作家は数少ないので、信頼に足る作品だろうと思った。

 物語は、昔かたぎの元やくざのおじいさんが主人公。伝説のやくざとして知られた主人公は、バブルに踊るやくざ業界に嫌気がさして20年も前に足を洗った。その元やくざが突然1億円の強奪を行い、北に向かう。それを追う2人の男。1人は、その伝説のやくざの弟分であって、現在もやくざを続けている男、もう1人は、伝説のやくざを良く知る退職した元警察官。

 3者3様の動きの中で、やくざから足を洗って20年も経つ元やくざがなぜ今さら1億円強奪を行ったのか、かぜ北へ向かうのか、元やくざを追う2人の男の疑問が、物語のサスペンス性を高めている。しかも元やくざは病気で余命いくばくもないことがわかっている。命の「残火」を燃やし尽くして何をしようとしているのか?

 読者もその「なぜ」に引き込まれるが、その理由を知った時は、落胆した。正直言って、こんな理由で1億円強奪をわざわざやったのかと期待がはずれた。

3人の男たちが、それぞれ魅力的に描かれているのに反して、結末は盛り下がるものだった。

           「残火」

         

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2011年10月20日 (木)

まずい

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自宅へ帰る途中でコンビニへ寄った。いつもは、カロリーオフのコカコーラを良く飲むが、今日は別なものが飲みたくなったためだ。

普通の炭酸飲料はいろいろあるが、カロリーオフのものはなかなか見当たらない。ようやく見つけたのがこのジンジャーエールだった。後でわかったが、ジンジャーエールで有名なブランドらしい。「辛口」とあるが、酒みたいな「辛口」のことだろうかと不思議に思ったが、ほかにないので買ってしまった。

まずかった。

インターネットで調べるとジンジャーエールのブランドとして、100年を越える歴史があるようだ。それに新たに「辛口」が加わったらしい。

一口飲んだ印象は、クスリ、漢方薬みたいな味だった。それに「辛口」という味付けだが、私は、酒みたいな「甘口」「辛口」なのかなと思っていたが、本当に辛味がする。なぜ辛味を付けたのか理解に苦しむ。無用の味付けだと思った。

企業がこの商品を発売したのには、この味を好む人が大勢いたからであろう。たぶん私は、この味が合わなかった少数派だと思う。

2度と飲むことはない。

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2011年10月19日 (水)

アララ、忘れてしまった!

今日、昼めしを食べることを忘れてしまった。帰りの電車の中で、明日の昼めしは何を食べようかと考え始めた。その際、まず今日は何を食べたかなと思い出そうとして、食べてなかったことに気づいた。

すっかり忘れていた。

今日は14時からいつもの職場とは別の場所で会議の予定だった。13時ごろ職場を出て、昼めしを食べていこうかなと思ったが、準備もあるので、会議後に食べることに決めた。

でも、会議後に事務処理をして、すぐ職場に戻ったので、昼めしを食べることを忘れてしまったようだ。不思議なことに空腹感がなかった。

以外にたいしたことなかった。

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2011年10月18日 (火)

ipod touchを買う

とうとうipod touchを買った。とりあえず箱に入ったまま眠っています。

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2011年10月16日 (日)

「ハロワ!」

久保寺健彦 著 集英社

 ハローワークで働く就職相談員を描いた物語。実際のハローワークがどんなものなのか知らないので、どこまで実態に即しているのかは、わからない。

 「下町ロケット」を読んだ時と同じように、予定調和的なご都合主義の印象を持った。どちらも映像作品を2~3日でノベライズ化したような安直さを感じる。でも「下町ロケット」は、物語が二転三転する意外性があったが、「ハロワ!」には、単調さしか感じない。もっと物語をふくらませて、読ませる「道」はいろいろあったと思う。

 中途半端に終わった恋愛の結末、それに物語の一番最後に唐突に2つの「警察沙汰」が飛び出して、あっさりと物語が収束したことには、違和感を感じた。

       「ハロワ!」

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2011年10月13日 (木)

身近な下克上

今日、自宅へ帰る電車の中での出来事。

福岡(天神)駅から特急に乗って、久留米駅に向かっていた。特急なので、途中で停まる液は二日市駅しかない。

二日市駅を過ぎて、急にスローダウンしたかと思うと、突然筑紫(ちくし)駅で停まった。特急は筑紫駅で停まることないはずなのにおかしいなと思ったら、車両切替のため別の車両に乗ることになったらしい。すぐとなりのフォームに特急が停まっている。

ドアが開きいっせいに乗客全員が乗り換えることになった。

乗り換えることで、今まで立っていた人が座ることになり、座っていた人が立つことになり、多くの乗客が立場が逆転することになった。私は、座っていたので、立つことになった。

乗り換える途中では、後方から若い女性の声で、「あ~っ、座れない~。」という悲鳴みたいな声も聞こえた。

こういう思いもかけない逆転も人生にはつきものだ。

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2011年10月12日 (水)

ランチにまたまたインド料理店へ

ランチにインド料理店に行った。最近好く行く新規オープンの店とはまた別のインド料理店だ。行った時間が午後2時ごろなので、ほかにお客さんもおらず、1人だけの食事となった。

メニューの中心は、当然のようにカレーで、注文するのはライスではなく、ナンだ。

気がついたのは、音楽だ。音楽を流していたが、伝統的なインド音楽ではない。欧米の影響を受けたと思われるインドのポップスといった感じ。午後のゆったりとした時間に流れるインドらしかなる?静かな音楽に聴き入った。

逆に、もうひとつの新規オープンのインド料理店では、これがインド音楽だと皆が思うような典型的なインド音楽が流れているのを思い出した。

今日は、キーマカレーを注文したが、やっぱりインドカレーはチキンカレーが一番好きだと認識させられた、

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2011年10月11日 (火)

高次脳機能障害について

高次脳機能障害についてのドキュメンタリー番組をNHKで見た。

高次脳機能障害は、交通事故や転倒などによる外傷性脳損傷や様々な脳の疾患により発症する。障害を持つ者は、全国で約30万人。毎年1万人ほど増えているそうです。

様々な原因で脳の一部が損傷を受けることで、記憶、意思、感情などの高度な脳の機能に障害が現れる場合があ ります。この障害を高次脳機能障害といいます。

外見上障害があることがわかりにくく、健常者との見分けがつかない場合もあり、そのため周囲の理解を得られにくいといった問題もあります。また、障害の程度によっては本人ですら気づかないということもあります。

ドキュメンタリー番組の中に出てきたこの障害者の方も障害のあることが判明したのは発症から3年後だったといいます。その間、会社は解雇され、家庭も崩壊し、妻と離婚したといいます。障害があることに本人も気がつかなかったため、仕事ができずに一方的に解雇されました。

障害の症状や程度も人により様々です。

こうした障害のあることを学びました。

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2011年10月10日 (月)

「絆回廊 新宿鮫X」

大沢在昌 著 光文社

 大沢在昌の「新宿鮫」シリーズの10冊目。「新宿鮫」と異名を取るキャリアの鮫島警部が、キャリアの出世を捨てて新宿署の最前線で犯罪と奮闘する物語である。ミステリー作品群の中でも人気のシリーズである。今回でちょうど10作品目となった。

 長く続いた作品も今後どういう展開になるのか気になっていたが、この作品で大きな転機をむかえることとなった。「新宿鮫」の鮫島警部の唯一の理解者であり協力者である上司がこの作品で死ぬ。また鮫島警部の恋人とも別れることとなった。

 恋人の方は、最近の作品では、あまり登場する機会がなくなっていたので、さほどの影響は感じられないが、1作目から孤立無援で闘う鮫島警部の協力者であった上司がいなくなることは大きな変化となるだろう。

 この作品を読み終わって、「完」といった読後感ではなく、「続く」といった印象を持った。シリーズも長期化して、マンネリ化している感じもあるが、新宿という変化の激しい土地で、新たな犯罪傾向に対応しているこの作品には興味深いものを感じる。近年の作品に共通しているのは、犯罪のグローバル化である。この作品で語られていることがどこまで実態に即して語られているか判断できないが、犯罪というフィルターを通してその時々の世相を反映していると思う。

         「絆回廊 新宿鮫X」

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2011年10月 9日 (日)

「進々堂世界一周 追憶のカシュガル」

島田荘司 著 新潮社

 島田荘司の最新短編集。島田荘司の作品に登場する名探偵御手洗潔の若き頃を描いている。といっても話者は、京都大学をめざしている予備校生で、その予備校生が、当時京都大学医学部に在籍していた御手洗と親しくなり、御手洗の世界放浪の話を喫茶店等で聴くといった物語だ。

 御手洗は30歳近くだが、世界をあっちこっち放浪したために、医学部にまだ在籍している設定となっている。

 島田荘司の作品はもう20年近く読んできている。前半の10年は島田マニアといっていいぐらい熱心な読者で、最新作がでるとすぐ購入して読んでいた。しかし、最近は、島田の作品も一時期のような輝きがなくなったように思え、熱心な読者ではなくなっていた。この10年ぐらいは最新作が出版されても読んでいない作品も結構ある。

 短編集ということもあり、本の帯などの宣伝から異国趣味も想像され、気軽に読めるかなと思い読んだ。

 御手洗が世界のあちこちで見聞きした話は、確かに面白かったが、ミステリーではなかった。短編集なので、なにか仕掛けや謎の伏線が張られているのかと思い込んでいたら、まったくそのようなことはなかった。「何なんだ、これは?」と思った。ミステリーでもなんでもないない作品を島田荘司が書くとは思わなかった。しかも登場人物には、島田の名探偵である御手洗潔をわざわざ登場させているのに、ミステリーではない。

 なぜこんな作品を書いたのか理解に苦しむ。まあ、作品としては、各エピソードにはぐいぐい引っ張りこまれ面白かっただけに、読後感は微妙なものだった。次回の長編に期待したい。

        「進々堂世界一周 追憶のカシュガル」

 

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2011年10月 4日 (火)

昼間のすし屋は「真昼の情事」

昼食にすし屋に行った。先週は、価格の高い普通のすし屋に行ってしまったが、今日は、以前も行ったことのある回転寿司屋にした。

2皿ほど食べたときに、男女の2人組が入ってきた。男性は50代半ばくらいだろうか。女性は、30才のアラフォーと見た。

脂ぎった男性を見て、この2人は肉体関係の間柄だなと直感した。

回転寿司屋にも男女の組み合わせの客は珍しくないが、この組み合わせの2人は、どう見ても職場の関係には見えなかった。

それにこの2人が気にかかった最大の理由は、脂ぎった男性はカツラを着用しているのではないか思ったからだ。

どうみてもカツラとしか思えない。50才半ばの感じなのに髪全体がペンキで塗ったように黒ぐろとしている。昼ともなれば、髪が多少乱れているのが自然だと思うが、べっとりかつ分厚く固まっている。

絶対ヅラだと思ったが、本人には確認のしようがなかった。あんな黒ぐろとしたカツラより年相応に自然な感じに白髪もあるようなカツラを勧めたいものだった。

つい最近私の職場でも、カミングアウトして、カツラをはずして出勤してきた者がいた。私は、以前聞いていたので知っていたが、職場の人たちは見てみぬふりをしているようだった。

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