« 職場の同僚のカレー | トップページ | ジュンク堂那覇店が開店しました! »

2009年4月27日 (月)

文学は死んだか

「文学は死んだ」とよく言われる。

大阪に住む9才の女の子が行方不明になったという事件は、遺体が発見され、結局、母親とその内縁の夫の虐待によるものとの報道がなされた。女の子は、満足に食事を与えられず、ベランダで食事をさせられたり、寝らされていたそうだ。3月には、普通に立つこともかなわないままだったという。

痛ましいという言葉でも追いつかない。特に同じくらいのめいがいるので、女の子の気持ちを考えると言葉が出ない。もっとも頼るべき母親の手で、死に追いやられるとは・・・

こんな痛ましい事件は、今さら珍しくもない。こんな事件から、モノを作る表現者は、なんと表現するのだろうか? 文学は、芸術は、映画は、音楽は、演劇は何を表現するのだろうか?

小学生の殺人という驚くべき物語を描いた「告白」という小説が、今年の本屋大賞に選ばれた。内容はたしかにショッキングだが、エンターテイメントの粋を出ない。すべては、エンターテイメントになってしまったような気がする。

現実を遠く見越す想像力のある文学作品を読んでみたいと思う。けど、実際は、小説が「現実」の想像力に及ばないでいる。残ったのは、エンターテイメントだけだ。

|

« 職場の同僚のカレー | トップページ | ジュンク堂那覇店が開店しました! »

転勤生活」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 文学は死んだか:

« 職場の同僚のカレー | トップページ | ジュンク堂那覇店が開店しました! »